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KS2100でFDTXを作る
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REFERENCES
はじめに†
- FDTX(Field Data Transmitter)と呼ぶことにしよう。
- FDAU(Field Data Aquision Unit)はNTT-ATとTechnolinikが取組んでいるヤツ
- 要するにKS2100にTCP/IPを搭載して、センターに接点情報、アナログ情報を送信する装置。
- 主題は、KS2100にTCP/IPを搭載すること。
- どっかのISPにデータベースはおまかせ。
- ウチでデータベースの試作は必要かも。
- MySQLあたりで、ネットワークからのデータ受信で簡単な方法は何だろう?
日立ワイヤレスインフォベンチャーカンパニー†
要求仕様 2005-07-28†
- 汎用は今後の展開。安く大量に。
- AS仕様はM仕様のコンペティター
- サイズはカードサイズ
- リチウムイオン電池1,000mAh
- probe発信
- 温度-10-50
- ON/OFFスイッチはなし
- 生活防水
- 電源電圧を監視して,ある閾値より落ちたら通知
- 11b完全準拠に固執してはいないので端末側で電力制御したい。
- 秋田電子とhitachiAkibaの執行役員がいっしょらしい。
- 1,000/lotの場合,秋田電子は少しは無理がきくらしい。
- hitachiAkibaの方で秋田電子に連絡。
- 秋田電子が受注してデザインすることはできないと思われる。
- ウチの名前はまだ出していない。
- MAC部分に無線タグ機能を搭載
- connectしてUDP送信はイヤ。
- 消費電力
- タグが複数あった場合,probeリクエストが絶え間なく発生するためにスリープしない
- 前の案件はそれが引っかかった
- プロプラにするとAPの汎用性が落ちる。
- 電源系制御回路を分離しないと,電源の切断とかが大変
- エアロスタカウト?AS
- NECが担いでるんだけど,汎用端末
- 消費電力でうそをついているか,11bに準拠していない
量産体制†
- 1000/lot
- 500個とか300個とかはどうでしょう?
- 工場と打ち合わせ
- 日立側で部品調達もあり
- 製造精度の条件が厳しい案件
- 国の仕事で,絶対に失敗できないもの
- 日立グループに取りまとめてもらって,その代わり筐体作成もあり
- 日立グループが責任を持つため。
- 人間が40〜50人が最大
- あるエリアに300〜400集まる場合がある
検討項目†
- ソースの公開
- CPUをおいた場合はソース公開するが,firmwareだと公開しない。
- 11bの上の部分はソース公開の可能性。
- 非接触の充電が厳しい。
- アンテナが大きい。
- 効率が悪い。充電時間8時間の解はあるか?
- 24時間充電して10分使用とかならOK
- 生活防水
- (4) 水を外部からかけても壊れないレベル。
- 携帯電話レベルよりひとつ上。
- グリーン調達
- hitachiのcriteriaではどこも受注できないぐらい厳しい。
質問事項†
- TCP/IPプロトコルスタック搭載が必要か?→必要なし
- 位置検出のためのTAG側の処理は?→なし
- 送信内容はProbe Requestのみ?→その通り
- 設定内容は?(SSID, 周波数など)→出荷時設定
- ユーザ設定用ポートの要不要→ユーザ設定は無し
- KSCの最新チップセットが低消費電力と考えられる。->外付け回路無し→協議の上、決定する。
- 外部I/Oの消費電力→無いことが前提
- 充電回路→WiViComにおまかせ
- 一次試作、二次試作でTELECは必要か?→必要
消費電力の検討†
RF LSI (KS2030)の消費電流†
ITEM | MIN | TYP | MAX | UNIT | REMARK |
TX | | 123 | | mA | +15dBm |
RX | | 69 | | mA | |
Standby | | 37 | | mA | |
Shutdown | | 5 | 10 | uA | |
BB+MAC LSI (KS2101)の消費電流†
KSCチップセットの消費電流†
ITEM | TYP | UNIT | REMARK |
TX | 165 | mA | +15dBm |
RX | 117 | mA | |
Standby | 0.304 | mA | |
Sleep Mode | 0.0607 | mA | |
- 2秒に1回、Probe Requestパケットを送出する。→1ms(11Mbps時)
- 送信時200mAとして、2秒間隔で1ms送信したときの平均電流は0.1mA。
- Sleep Modeの電流は0.061mA。
- 従って、無線タグの平均消費電流は0.161mAとなる。
- 1000mAhのバッテリを利用すると、1000/0.161 = 6211時間。すなわち259日間となる。
- 反対に、1週間(168時間)もたせるには、168*0.161 = 28mAhのバッテリが必要となる。
- 他に、バッテリ充電回路、フラッシュROMなどが必要。
フラッシュROMの消費電流†
- WLAN部が2秒間隔で1msだけ動作するためには、上位からファームウエアをダウンロードできない。
- MAC用のフラッシュROMが必要。
- MBM29LV800で試算。
ITEM | TYP | UNIT | REMARK |
ACTIVE | 27.3 | mA | |
STANDBY | 0.00546mA | mA | |
- 2秒間隔で1msを平均すると、0.0192mA
充電回路の消費電流†
- バッテリはリチウムイオンか?入手性は?
- 非接触
- トラ技2004/2
- 例として、MAX8808リチウムイオン充電IC
- 動作時はBAT端子の入力漏れ電流になる。TYP=1uA、MAX=10uA。
水晶発振器の消費電流†
- KYOCERA K2520で試算。
ITEM | TYP | UNIT | REMARK |
ACTIVE | 8 | mA | |
STANDBY | 0.02 | mA | |
- 発振イネーブルに3ms必要
- チップセットの消費電流に含まれている。
外付けCPUの消費電流†
- R8C/15のシステムクロックはMAX20MHzなので、KS2101のクロック44MHzは直結できない。
- R8C/15の高速オンチップオシレータモードは低消費電力。ただし、8MHz。
- 2秒間隔で高速オンチップオシレータモードになるとして、その他は75uAとすると、平均で0.0774mA。
まとめ†
構成 | 発信時間 | 平均消費電流 | 1000mAhでの持続時間 |
RF+BB+MAC+ROM+BAT+OSC | 1ms | 0.1812mA | 5518時間(7ヶ月) |
RF+BB+MAC+ROM+BAT+OSC | 4ms | 0.40206mA | 2487時間(3ヶ月) |
RF+BB+MAC+ROM+CPU+BAT+OSC | 1ms | 0.2587mA | 3865時間(5ヶ月) |
RF+BB+MAC+ROM+CPU+BAT+OSC | 4ms | 0.44206mA | 2262時間(3ヶ月) |
基板サイズの検討†
- 各LSIのサイズ
ITEM | MANI. | PARTS | SIZE | REMARK |
RF LSI | KSC | KS2030 | 6x6x0.203mm | |
BB+MAC LSI | KSC | KS2101 | 12x12x1.11mm | |
Flash ROM | SPANSION | MBM29LV800 | 20x12x1.1mm | |
BATTERY | MAXIM | MAX8808 | 2x2x0.8mm | |
OSC | KYOCERA | KC2520 | 2.5x2x0.8mm | |
ANT | TSS | AT-DE024 | 6.7x9.8x1.0mm | |
- CPUのサイズ
ITEM | MANI. | PARTS | SIZE | REMARK |
CPU | Renesas | R8C/1554 | 6.5x6.4x1.45mm | |
到達距離の検討†
- IEEE802.11bの受信機の感度は、11Mbps時-80dBm程度である。すなわち、
[W]となる。
- 受信アンテナは、一般的なAP用のコーリニアアンテナとすると、2.14[dBi]程度ある。
従って、1/2λダイポールとの相対利得だと、2.14 - 2.15 = 0.01[dB]となり、
[倍]となる。
- 送信電力は、KS2030の仕様書より、15dBmである。すなわち、
[W]である。
- 送信アンテナは、誘電体アンテナとすると、1.34[dBi]程度である。
従って、1/2λダイポールとの相対利得だと、1.34 - 2.15 = -0.81[dB]となり、
[倍]となる。
- 波長は、2450[MHz]のとき
[m]である。
- 以上より、
[m]となる。