Toppers/Tinet の履歴(No.2)

履歴一覧
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Toppers/Tinet は削除されています。
- 1 (2004-10-15 (金) 05:31:09)
- 2 (2004-10-15 (金) 08:28:23)
- 3 (2004-10-15 (金) 09:17:15)
- 4 (2004-10-18 (月) 02:02:54)
- 5 (2004-10-24 (日) 01:21:49)
- 6 (2004-11-30 (火) 14:09:52)
- 7 (2005-03-14 (月) 07:32:27)

TINET

&counter([total|today|yesterday]); - 0 - 0 - 20

おしらせ
TINET概論
アプリケーションの作り方

WiViCom
FdauDevel
ToppersDevel
TOPPERS本家
ITRON TCP/IPの仕様書

おしらせ†

TOPPERS-MLより

TOPPERS ユーザの皆様

苫小牧高専、情報工学科の阿部です。

TINET リリース 1.2 に、重要な問題が発見されました。影響するのは
リトルエンディアンのプロセッサです。このため、
TOPPERS プロジェクトと、宮城県産業技術センター様の
ホームページから、TINET リリース 1.2.1 の配布を開始させていただきます。
URL は、

  TINETとは（TOPPERS プロジェクト）
    http://www.toppers.jp/tinet.html

  ダウンロード（TOPPERS プロジェクト）
    http://www.toppers.jp/tinet-download.html

  ダウンロード（宮城県産業技術センター様）
    http://www.mit.pref.miyagi.jp/embedded/consortium/

となっております。

変更点等は、それぞれのドキュメントを参照してください。 

皆様から、問題点だけではなく、ご要望もお待ちしております。
それでは、よろしくお願いいたします。

--
.\" 苫小牧工業高等専門学校 情報工学科 教授 阿部 司
.\" E-mail: abe@jo.tomakomai-ct.ac.jp  TEL/FAX: 0144-67-8937

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TINET概論†

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はじめに†

ユーティリティ関数/マクロ

UW htonl(UW hl);	ホスト32ビットをネットワークオーダに変換
UH htons(UH hs);	ホスト16ビットをネットワークオーダに変換
UW ntohl(UW nl);	ネットワーク32ビットをホストオーダに変換
UH ntohs(UH ns);	ネットワーク16ビットをホストオーダに変換

エラーコード取り出し関数/マクロ
ER mainercd(ER ercd); エラーコードからメインエラーコードを取り出す

ER subercd(ER ercd); エラーコードからサブエラーコードを取り出す

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TCPのAPI†

TCPのAPI
TCP_CRE_REP(ID repid, {ATR repatr, {UW myipaddr, UH myportno}});	TCP受付口の静的API
TCP_CRE_CEP(ID cepid, {ATR cepatr, VP sbuf, INT sbufsz, VP rbuf, INT rbufsz, FP callback});	TCP通信端点の静的API
ER tcp_acp_cep(ID cepid, ID repid, T_IPV4EP *p_dstaddr, TMO tmout);	接続要求待ち(受動オープン)
ER tcp_con_cep(ID cepid, T_IPV4EP p_myaddr, T_IPV4EP p_dstaddr, TMO tmout);	接続要求待ち(能動オープン)

↑

UDPのAPI†

UDPのAPI
UDP_CRE_CEP(ID repid, {ATR cepatr, {UW myipaddr, UH myportno}, FP callback});	UDP通信端点の静的API

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TINET独自API†

TINET独自API
ER in4_add_ifaddr(T_IN4_ADDR addr, T_IN4_ADDR mask);	インターフェースにIPv4アドレスを設定
ER in4_add_route(int index, T_IN4_ADDR target, T_IN4_ADDR mask, T_IN4_ADDR gateway);	静的経路表にエントリ設定
extern UB ip2str(UB buf, const T_IN4_ADDR *ipaddr);	IPv4アドレスを文字列に変換
const char *in_strtfn(FN fncd);	機能コードを文字列に変換
extern UB mac2str(UB buf, UB *macaddr);	MACアドレスを文字列に変換

BOOL arp_callback_duplicated(UB *short);コールバック関数が必要
IPv4アドレスの重複検出時の処理

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アプリケーションの作り方†

用意する(される)ファイル

ファイル名	作成方法	備考
config/$(CPU)/tinet_cpu_config.h	新規作成	プロセッサ依存。tinet_config.txt参照
config/$(CPU)/$(SYS)/tinet_sys_config.h	新規作成	システム依存。tinet_config.txt参照
$(APP_DIR)/tinet_app_config.h	新規作成	アプリ依存。tinet_config.txt参照
tinet/netdev/$(NIC)/tinet_nic_config.h	新規作成	インターフェース依存
config/$(CPU)/tinet_cpu_defs.h	新規作成	プロセッサ依存定義。tinet_defs.txt参照
tinet/netdev/$(NIC)/tinet_nic_defs.h	新規作成	インターフェース定義。tinet_defs.txt参照
$(APP_DIR)/tinet_$(UNAME).cfg	新規作成	コンフィギュレーションファイル
$(APP_DIR)/route_cfg.c	新規作成	静的ルーティング。nserv/route_cfg.c流用可
$(APP_DIR)/$(UNAME).c	変更	includeの追加(下記)
$(APP_DIR)/$(UNAME).cfg	変更	TINETのインクルード(下記)
$(APP_DIR)/Makefile	変更	TINETの追加(下記)
$(APP_DIR)/tinet_cfg.c	自動生成	TINETのcfg
$(APP_DIR)/tinet_kern.cfg	自動生成	TINETのカーネル
$(APP_DIR)/tinet_id.h	自動生成	TINETのIDファイル

$(APP_DIR)/$(UNAME).cへのincludeの追加

#include "tinet_id.h"
#include <netinet/in.h>
#include <netinet/in_itron.h>

$(APP_DIR)/$(UNAME).cfgへのincludeの追加
```
#include "../tinet/tinet.cfg"
```

$(APP_DIR)/Makefileの変更点
「ソースファイルのディレクトリの定義」の後に、以下の行を追加する。

#
#  ネットワークサービスの定義
#
  
#  ネットワークインタフェースの選択、何れか一つ選択する。

#NET_IF = loop
#NET_IF = ppp
NET_IF = ether

#PPP_CFG_MODEM = true    # PPP で、モデム接続の場合

#  ネットワーク層の選択、何れか一つ選択する。

SUPPORT_INET4 = true
#SUPPORT_INET6 = true

#  トランスポート層の選択

SUPPORT_TCP = true
#SUPPORT_UDP = true

#
#  TINET の Makefile.config のインクルード
#
include $(SRCDIR)/tinet/Makefile.config

ER mainercd(ER ercd);	エラーコードからメインエラーコードを取り出す
ER subercd(ER ercd);	エラーコードからサブエラーコードを取り出す