&size(24){&color(darkgreen){''【別紙2】補助事業に係る内容説明書''};}; #navi(Grant1) ~''CONTENTS'' #contents ---- *1. 申請者の概要 [#bf525c35] -事業の内容: 別添パンフレットのとおり。 -株主一覧表: 別添1のとおり。 -経営状況表: 別添2のとおり。 *2. 研究開発の概要 [#n9215ae3] **(1) 主任研究者の役職名・氏名及び本研究開発従事者の役職名・氏名 [#r8f2bf40] -''主任研究者'': 長谷部聡 -''研究開発従事者'': --専務 金子昌彦 --技術開発部開発課長 高橋晃志 **(2) 他からの指導者又は協力者 [#w8a25d89] -''所属団体名'': 新潟大学工学部電気電子工学科 -''役職名・氏名'': 教授 菊池久和 -''指導又は協力を受ける事項'': 映像要約に関する技術協力 **(3) 研究開発の目的 [#ab9268a1] > ビデオ再生機能を持つ小型軽量なモバイル端末の普及にともなって,ビデオコンテンツを持ち運んで鑑賞する機会が増えている。具体的には前日に録画した番組を夜間に携帯端末に移し,通勤電車などで消化するという鑑賞スタイルである。 #br ポータブルメディアプレーヤとしては1)mp3等のオーディオプレーヤの進化系,2)軽量化されたPDA,3)携帯用ゲーム機器,4)第3世代携帯電話端末があげられる。 1および2はほとんどの場合DivXやQuickTime等のデファクトスタンダードのフォーマットに対応している。ビデオコンテンツはPCで作成することを前提としており,USBやLANを通じてデータのやり取りを行う。 PCが必須であり,変換アプリケーションの使用というやや高度な操作を求められる。 3および4は処理能力や記録容量の面で制限されているため,高圧縮を実現するMPEG-4をビデオフォーマットとして採用している。 ビデオコンテンツは蓄積媒体あるいはオンラインで販売されているのものを購入するか,対応するハードディスクレコーダ等で作成,あるいは操作が容易な専用ユーティリティを用いてPCで作成する。 1および2にくらべ,ビデオコンテンツの作成が手軽であるものの,各社が独自性を打ち出そうとした結果,ビデオフォーマットやデータ通信方法に互換性のない場合が多い。 また,PCと比べハードディスクレコーダ等の処理能力には余裕がないため,トランスコーディングに実時間の5倍程度を要するものもある。 #br 本研究の目的は,高画質なソース映像からモバイル向けのビデオコンテンツを作成する枠組みを確立することにある。具体的には1)ビデオフォーマットを変更せずにビットレートのみを変更するトランスレーティング,2)ビデオフォーマットそのものを変換するトランスコーディング,3)ソース映像のキーフレームからなるストーリーボード,4)ソース映像を要約したダイジェストクリップの作成の各技術を実用化するハードウェアおよびソフトウェアを開発する。 **(4) 研究開発の内容及び規模 [#uda9be65] ***[1] 現在まで行われている基礎となる研究(導入技術を含む。) [#ke26ed8f] --研究題目: OFDM方式による高速動画像伝送装置開発 --研究内容: ---IEEE802.11a対応のWLANハードウェア開発 ---SH-4ベースの動画像伝送ボード開発 ---SH-Linuxのポーティング ---WLANドライバ開発 ---SM501ドライバ開発 ---動画像符号化および伝送ソフトウェア開発 ---1:N通信の検討 --研究の期間: 2001年6月〜2005年3月 --研究の実施場所及び研究担当者: ---実施場所: 新潟市鐙西1-11-1 新潟企業化センター102 ---担当者: 金子昌彦,高橋晃志 --所要経費: 30,000,000円 --研究の規模: ---動画像送信ボード 2セット ---動画像受信ボード 5セット --成果: ---パートナー企業に評価キットを販売 ---ワイアレスマルチメディアプレゼンテーションシステムとして製品化 --技術導入,研究協力の状況: ---新潟工科大学より通信方式に関する技術協力を得た ***[2] 今後行おうとする研究開発の内容,規模及び方法 [#i5bbd6fe] -''研究項目'' --トランスレーティングおよびトランスコーディングの検討(機能試作)(研究期間: 5月〜9月) --ストーリーボードおよびダイジェストクリップの検討(映像要約エンジン開発)(研究期間: 5月〜12月) --アプリケーション実装(ボード試作)(研究期間: 10月〜3月) -''研究内容および方法'' > 機能試作においてはビデオのハードウェアトランスコーレーティングおよびトランスコーディングを実現するPCためのハードゥエアを一般的なPCとPCIカードによって実現する。ビデオキャプチャボードを用いて高画質なソース映像を作成する。具体的にはビデオフォーマットとしてMPEG-2を,オーディオフォーマットとしてMPEG-1 Audio Layer-2を用い,プログラムストリームとして多重化する。ビデオコーデックチップを搭載したボードを用いて,ソース映像からモバイル向けの高圧縮映像を作成する。具体的にはビデオフォーマットとして低レートのMPEG-2や低解像度のMPEG-2およびMPEG-4 SPを検討する。オーディオフォーマットとしてMPEG-1 Layer-3 (mp3)またはMPEG-2 AACを検討する。さらにソフトウェアによるコンテナ変換についても検討する。 #br 映像要約エンジン開発は大学との共同研究となる。映像のシーンチェンジ検出,キーフレーム抽出および特徴ベクトルのクラスタリングによる映像要約技術の研究成果を最終製品に搭載可能な形で実装する。映像の要約表現としてはストーリーボードとダイジェストクリップを実現する。最後に,試作ボードを用いて試験を行い,各要素技術の精度や実行速度などを評価する。 #br ボード試作においては前述の機能試作や映像要約エンジンの評価結果に基づいて,製品イメージに近いハードウェアを試作する。ボードにはビデオ処理に十分な性能をもったCPUおよびビデオコーデックチップを搭載する。ビデオコンテンツ保持のための記憶装置を搭載するか,外部記憶装置として接続可能とする。ハードディスクレコーダやPC等のソース映像供給機器との接続のために有線LAN,無線LAN,USBあるいはIEEE1394に対応する。ポータブルメディアプレーヤプレーヤとのデータ送受のためにmini SDやメモリスティック等のフラッシュメモリの接続機構を搭載する。ハードウェア仕様の詳細は別添の資料を参照。上記のハードウェアを制御するために組み込み用途向けにカスタマイズされたLinux等のOSをポーティングする。電源断耐性を高めるために基本的システムをフラッシュメモリに搭載する。前記の検討項目であるトランスコーディングおよび映像要約エンジンを実装し,実際のビデオコンテンツを用いて実証試験を行う。ソフトウェア仕様の詳細は別添の資料を参照。 -''研究規模'' --機能試作 1セット --製品試作 5セット -''規模の理由'' > 機能試作は,同一機能を実現する複数の実装を試すため,取り扱いが容易なPCベースの実装とする。具体的にはビデオキャプチャカードやビデオコーデックLSIの評価ボードをPCI接続し,製品試作の部品選定を行う。 #br 製品試作は,大学にも提供するため,単独動作可能な組み込みOS搭載のボードを複数台製作する。さまざまなビデオフォーマット,ポータブルメディアプレーヤを用いての動作検証や,映像要約エンジンのチューニング等を行うため,5セット程度作成する。 -''研究の実施場所'' > ◎ 新潟市鐙西1-11-1 新潟企業化センター102 &br; ○ 新潟市五十嵐二の町8050 新潟大学工学部電気電子工学科A412 -''成果の目標:'' --技術的目標 ---実時間程度でビデオのトランスレーティングあるいはトランスコーディングが可能となること ---モバイル向けビデオフォーマットとしてメジャーなものに対応すること ---映像ソースから所定の詳しさのストーリーボードを生成できること ---映像ソースから所定の長さのダイジェストクリップを生成できること --経済的目標 ---デモアプリケーション付属の評価キットを数百万円程度で提供すること ---販売価格数万円程度の商品として量産化のめどがたつこと -''技術指導の内容'' --指導を受ける研究項目: 映像要約エンジン開発 --指導を受ける内容: 映像要約技術,具体的にはシーンチェンジ検出,キーフレーム抽出,特徴ベクトルのクラスタリング,ストーリボード生成,ダイジェストクリップ作成に関する技術指導 **(5) 研究開発の資金計画 [#aa4aa36c] +''資金支出内訳'' |~種別|~仕様|~単位|~数量|~単価|~補助事業に要する経費|~補助対象経費|~補助金交付申請額|~備考| |>|>|>|>|>|>|>|>|LEFT:~原材料費| |小計|||||RIGHT:0|RIGHT:0||| |>|>|>|>|>|>|>|>|LEFT:~機械装置・工具機具費| |小計|||||RIGHT:0|RIGHT:0||| |>|>|>|>|>|>|>|>|LEFT:~外注加工費| |ボード試作||件|RIGHT:4|RIGHT:1,000,000|RIGHT:4,000,000|RIGHT:4,000,000||| |GUI作成||件|RIGHT:1|RIGHT:1,200,000|RIGHT:1,200,000|RIGHT:1,200,000||| |小計|||||RIGHT:5,200,000|RIGHT:5,200,000||| |>|>|>|>|>|>|>|>|LEFT:~技術指導受入費| |映像要約エンジン||件|RIGHT:1|RIGHT:2,000,000|RIGHT:2,000,000|RIGHT:2,000,000||| |小計|||||RIGHT:2,000,000|RIGHT:2,000,000||| |>|>|>|>|>|>|>|>|LEFT:~研究開発委託費| |小計|||||RIGHT:0|RIGHT:0||| |>|>|>|>|>|>|>|>|LEFT:~直接人件費| |金子昌彦|画像処理研究 ??歳|時間|RIGHT:600|RIGHT:4,000|RIGHT:2,400,000|RIGHT:2,400,000||| |長谷部聡|画像処理研究 28歳|時間|RIGHT:800|RIGHT:3,000|RIGHT:2,400,000|RIGHT:2,400,000||| |小計|||||RIGHT:4,800,000|RIGHT:4,800,000||| |>|>|>|>|>|>|>|>|LEFT:~特許取得費| |小計|||||RIGHT:0|RIGHT:0||| |''合計''|||||RIGHT:12,000,000|RIGHT:12,000,000|RIGHT:8,000,000|| +''資金調達内訳'' |~区分|~補助事業に要する経費|~資金の調達先| |自己資金|RIGHT:4,000,000|| |借入金|RIGHT:0|| |補助金|RIGHT:8,000,000|| |その他|RIGHT:0|| |''合計額''|RIGHT:12,000,000|| +''補助金相当額の手当方法'' |~区分|~補助金相当額|~資金の調達先| |自己資金|RIGHT:12,000,000|| |借入金|RIGHT:0|| |その他|RIGHT:0|| |''合計額''|RIGHT:12,000,000|| +''補助事業の経理担当者の役職名・氏名'' --経理部長 堀 *3. 研究開発の成果 [#n5113bb1] -小売店舗における販促用ビデオおよびタイムサービス情報の掲示, -金融・旅行代理店等の窓口業務におけるアメニティ向上, -教育機関における効率的なプレゼンテーション, 等を実現する統合情報提示端末としての販売が見込まれる。 *4. 研究開発の成果の事業化の計画 [#r8f3c1d7] -ビジネスプラン: 別添3のとおり。 *5. 外部の専門家による推薦 [#l626e038] -推薦書: 別添4のとおり。 *6. 研究開発に係る補助金又は委託費の交付を受けた実績等(申請中・申請予定を含む。) [#f4359be1] +''補助金交付実績'' +''委託費交付実績'' 動画像伝送に必要な通信速度を有する、高速デジタル無線機の研究開発を行った。 特にOFDM変調方式を用いた通信のためのアナログ回路から試作を行い、 5GHz無線LANカードまで開発した。 さらに、無線動画像伝送を応用した工場設備の稼動監視システムの 実証試験を行った。 +''申請中(予定も含みます。)の補助金等''