&size(24){&color(darkgreen){''【別紙2の別添3】ビジネスプラン''};}; #navi(Grant1) ~''CONTENTS'' #contents ---- ***ビジネスプランの概要について [#efa01e78] ビデオ再生機能を持つ小型軽量なモバイル端末の普及はモバイルビデオという新たな市場を生む。ハードディスクレコーダなどで撮りだめしたビデオコンテンツを気軽に持ち運ぶためには,入れ物(再生装置)に合った中身(コンテンツ)を用意する仕組みが不可欠となる。&br; 本研究では,高画質なソース映像からモバイル向けのビデオコンテンツを自動生成する枠組みを実用化する。具体的には +ビデオフォーマットを変更せずにビットレートのみを変更するトランスレーティング, +ビデオフォーマットそのものを変換するトランスコーディング, +ソース映像のキーフレームからなるストーリーボード, +ソース映像を要約したダイジェストクリップの作成 の各技術を実現するハードウェアおよびソフトウェアを開発する。&br 具体的な製品開発プランをPC周辺機器メーカ数社に対して提案した結果,何社かから実用化の打診を受けている。 ***1. 新規性・独創性について [#ufab2669] 本研究の成果として企画される製品は,ビデオのトランスコード機能および映像要約機能を特徴としたモバイル向けビデオコンテンツ作成装置となる。従来の業務向けあるいはコンピュータに精通したユーザをターゲットとした専用製品に対し,本製品はモバイル向けビデオコンテンツ生成に特化し,ハードウェアトランスコーディングを実現したアプライアンス製品であるという点に新規性がある。ビデオのフォーマット変換にとどまらず,そのダイジェストクリップを生成するという映像要約機能をも統合し,半自動化するというアプローチは独創的であるといえる。 ***2. 優位性・将来性について [#k5de8116] 多くのポータブルメディアプレーヤはビデオの符号化方式としてMPEG-4を採用している。一方,ハードディスク録画機やPCビデオキャプチャが提供するソース映像はMPEG-2が主流である。本製品はMPEG-2からMPEG-4へのハードウェアトランスコーディングを実現することで速度面の優位性を得る。&br; これまでの商品開発の経緯で,ビデオLSIメーカをはじめとするさまざまなデバイスメーカや商社とのネットワークが確立されており,迅速な試作部品調達や技術的サポートを期待できる。さらに大学との共同研究を通じて,先進的な映像要約や意味解析といった将来性のある技術シーズを得られる。競合製品との差別化を図り,競合他社のキャッチアップに対して技術的優位を保つ上で,このことは大きなアドバンテージとなる。 ***3. 社会性・経済性について [#g2929966] 音楽と異なりビデオは「ながら見」できない。忙しい現代人にとってビデオコンテンツ視聴が可能なすきま時間は入浴と通勤・通学ぐらいしか残っていないといわれる。本研究は後者に対するアプローチであり,「ビデオコンテンツを持ち運ぶ」という新たな生活スタイルを創生する。撮りだめしたテレビ番組を通勤・通学電車で消化したい。子供の成長ビデオをいつでもどこでも手軽に鑑賞したい。本研究の成果はこのような社会的ニーズを満たすものである。&br; 一方で,コンテンツホルダにとってはユーザの視聴時間増加によってビデオコンテンツの消費拡大が期待できる。携帯電話端末や携帯用ゲーム機器,モバイルメディアプレーヤのメーカにとってはビデオ再生機能の拡充した新製品の販売拡大が見込まれる。同時に,ハードディスクレコーダ等の潜在的需要を押し上げる。本研究の成果はこのような経済的波及効果をもたらす。 ***4. 新産業創造戦略における戦略7分野との関連について [#g66f5c14] 本研究は戦略7分野における2)情報家電分野に位置づけられる。研究成果として実用化される製品はモバイル向けビデオコンテンツ作成を目的としたアプライアンス製品となる。大学からの技術協力という形で産学連携を図っている。 ***6. 市場性について [#f91bd4ac] -''主なターゲット・市場の規模'' #br DIR調べによると,2005年3月現在の3G携帯電話契約数は3000万を超えており,動画再生可能な携帯用ゲーム機器の2005年最終出荷予測は700万台となっている。これらはポータブルメディアプレーヤとしての利用が可能である。一方,ソース映像の提供機器として考えられるハードディスク録画機の2005年需要予測は台数ベースで1600万台となっている。IPSeによる携帯電話の利用に関する調査結果より,「外部メモリーカードに画像などを保存・再生」を利用頻度の高い機能としてあげたユーザは同機能を有する端末ユーザの60%にのぼる。&br; このことから,通勤・通学の電車内やちょっとした休憩時間の際にビデオ鑑賞を楽しみたいというユーザニーズが期待できる。本研究で実現する製品の潜在的なターゲットはポータブルメディアプレーヤとソース映像提供機器の両方を所有しているユーザとなる。 -''市場での競争力'' #br 本研究が想定する「撮りだめしたビデオコンテンツを持ち運んで鑑賞」という視聴スタイルを実践しているのはPC等に精通した極一部のユーザに限られている。ハードディスクレコーダと携帯用ゲーム機器を連携させて,同スタイルを実現している製品は存在するが,他社製品との互換性は考慮されていない他,処理能力,機能面で制限が多い。&br; 現在のところ本研究が提案するスタイルをよく実現するメジャーな製品は存在しない。本研究で実現する製品は専用ビデオコーデックチップの搭載によって多彩なフォーマットに対応するとともに高速なトランスコーディングを実現する。また,モバイル向け映像要約機能によって競合製品と差別化し,販売価格の安定化を図る。 -''売り上げおよび利益計画'' #br SDKの販売および製品ごとのロイアリティによって収益をあげる。向こう5年間のSDK販売単価および売上げ目標は下表のとおり。 ||2005|2006|2007|2008|2009| |販売単価(円)|30,000,000|20,000,000|10,000,000|10,000,000|10,000,000| |売上目標(件)|4|5|3|2|2| ***7. 実現可能性について [#wf2db22f] -''実施スケジュール'' #br 本研究の完了後直ちにリファレンスボードを設計し,製造する。 6ヶ月以内にSDKとしての販売を目指す。情報家電市場はドッグイヤーであり,特許取得による利益の創出は難しい。1年程度の短期間で開発資金を回収し,早期に次世代製品の開発に着手することが肝要である。 -''実施場所'' #br メーカへのSDK販売ビジネスとなるため,国内においては弊社東京拠点デスク,海外においては弊社台湾代理店にて実施する。 -''実施体制'' #br 社内体制としては専任研究者1名を含4名の研究者によって実施する。定期的な連絡やミーティングによって大学からのスムーズな技術移転を行う。機能試作,開発試作をへてメーカに対するSDK販売を行う。&br; 国内に対する円滑な販売や技術サポート,情報収集を目的に,東京拠点デスクを設置する。海外戦略としては台湾代理店を通じての台湾メーカへの販売,華僑ネットワークの活用を図る他,技術および販売パートナーとなっているLSI開発メーカの各国代理店を利用する。 -''リスクとその管理'' #br 事業化の課題としては, > +研究レベルである映像要約技術の製品レベルへの落とし込み +携帯電話端末がサポートするビデオフォーマットの非互換性 +競合製品の出現 >があげられる。 &br; 1に関しては開発試作を早期に行って大学にボードを提供し,ハードウェア性能に適合するように映像要約エンジンをチューニングする。 2に関しては,製品化の初期には一般的な3gpp対応を優先し,パートナー企業の協力を得て個別対応のためのコンテナ変換等を実装する。3に関しては前記の実施スケジュールのとおり,早期かつ短期の開発によって対応する。 -''ビジネスパートナー'' #br > -新潟大学より映像要約に関する技術供与 -新潟県工業技術総合研究所より事業化に関する助言 -Vweb corp.よりビデオ処理チップに関する技術サポート -��LSIジャパンより製品化に関するアドバイス