&size(24){&color(darkgreen){''Javaによる映像要約アプリケーションのプロトタイピング''};};
#navi(Transcode)
#contents
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***はじめに [#oee5201d]

SD画質のテレビキャプチャ商品は各社から同価格帯のものがリリースされています。
各製品ともに一般的な用途には十分なビデオキャプチャ性能を持っているため,
消費者が商品を選択する際には付属ソフトウェアの使い勝手が重要となります。

今後の商品差別化のポイントとしては
予約録画やトリック再生といった基本機能の充実の他に,
マルチメディアコンテンツのハンドリング機能があげられます。
具体的には,コンピュータに保存されているビデオや写真,音楽データ等
のマルチメディアコンテンツにインデクスを付与することによって
ユーザが求めるコンテンツにすばやくアクセスできるようにする機能です。

既存商品が持っているマルチメディアコンテンツのハンドリング機能としては
-日付やタイトル等録画情報を利用したビデオ検索
-写真,ビデオのサムネイル表示
-外部データベース利用によるCD情報の取得

などがあげられます。

***ご提案 [#e039596f]

マルチメディアコンテンツのハンドリング機能のひとつとして,映像要約機能を提案します。

映像要約機能とは,ひとつの長い映像作品,例えば1時間のドラマや2時間の映画の内容を,
主要シーンのキーフレームを抜き出して一覧表示するストーリーボードや
主要シーンからなる3分程度のダイジェスト映像によってコンパクトに表現する機能のことです。

映像要約機能によって,ユーザは大量にあるビデオコンテンツの中から
求める作品を容易に探し出すことができます。
-タイトルだけでは内容を思い出せないとき,サムネイル画像によって作品の雰囲気を感じ取れる。
-シリーズものの第何話まで見たのか思い出せないとき,ストーリーボードによって場面を確認できる。
-なんとなく見たい作品を探したいとき,ダイジェスト映像によって作品を「斜め読み」できる。

映像要約機能はいくつかの要素技術によって実現されています。
Fig.1はカメラの切り替わり探し出す,シーンチェンジ検出です。
独自手法によりビデオフレームの類似度を算出し,映像内容の変化を検知します。
Fig.2はひとつのシーンをもっともよく表現するフレーム選ぶ,キーフレーム抽出です。
Fig.3はひとつの映像作品を複数のキーフレームによって表現するストーリーボードです。
キーフレームをクラスタリングすることによって任意の数のキーフレームを選び出します。

#ref(sbd.jpg)
CENTER:''Fig.1'': シーンチェンジ検出
#br

#ref(keyframe.jpg)
CENTER:''Fig.2'': キーフレーム抽出
#br

#ref(story.jpg)
CENTER:''Fig.3'': ストーリーボード
#br

***参考資料 [#z067a09c]

-canopus FEATHER2005 http://www.canopus.co.jp/catalog/feather2005/feather2005_v2_index.htm
-I-O DATA mAgicTV 5 http://www.iodata.jp/prod/multimedia/tv/2005/gv-mvpgx/index4.htm
-BUFFALO PCastTV http://buffalo.melcoinc.co.jp/pronow/pcast_tv/

-adobe Premiere http://www.adobe.co.jp/products/premiere/
-ULEAD Media Studio http://www.ulead.co.jp/product/mediastudiopro/


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